2009年05月20日
後継者の適性
先日、60才の後継者に会うチャンスがあった。前の会長は最近逝去された企業で、約60人ぐらいの建設機械の一部を製造している規模の会社である。社長とは初顔合わせですが、基本的に社長は工場を負かされた責任者であり、外交、他社との交渉、金融機関との交渉は会長が役割分担で担当していたようだ。そこで、お会いしてみて、全くの職人であり、内勤タイプの責任者というよりは、1職人の感じがした。初顔合わせなのに、名刺交換も無く、当方の名刺のも差し上げた形になった。勿論、別紙の企業別資料で社長の経歴や名前を調査して訪問したので催促などしません。これでは、他社の初めて取引する企業の担当者やトップは、違和感を覚えると思う。幾ら田舎の企業でも?以前の会長は社交性があり、政治、経済などの造詣が深く、訪問すると長時間の訪問となるきらいがあった。世界に対する見解や、日本の政治など、低開発国へのODA使用による機械供与など想到の高齢者に関わらず、見識がある人だと思っていたが、之に反し、後継者はあまりにも内輪型の人間であり、他の参謀でも存在するか?しかも、やはり世の中の流れで、景気が悪く、業績が大幅にダウンしているとの話しでした。この企業の場合は2重のマイナスが重なった感じの要素があり、経営的には非常に厳しい環境にいずれなると予測する。取引の金融機関も庶民金融らしく、どの程度のサポートが可能か?やはり、後継者は先任者が如何に育てるかの最大のテーマを無視した結果であると思う。余りにも先任者が内勤以外の全ての交渉を一人締めしていたかの企業存続もゆるガス居たいツケが最悪の時点で回ってきた感じがしてならない。勿論、対策はあるが、周りが見えないので?
Posted by ターさん at 11:36│Comments(0)
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