2009年07月23日
オリジナルインプラント工具に掛ける男
今日、久々に訪問したら、新進気鋭の外国製マシンが設置されていた。表情も明るく、工場、服装も連動して清潔になっていた。しかも、6年前からこの新市場の存在を予測して種々のオリジナル商品の開発の傍ら、生活費を稼ぐため付加価値の少ない汎用品を製造、販売していた。今回の商品のラインアップは、インプラントに関する種々の特殊工具で、かれのアイデアの塊であり、商品価値(市場から食付いてきた)があり、大手の開発、販売会社から声が掛かり、しかも会社の役員すら訪問を要請してきている環境である。しかし、今回のマシンは外国製で数千間円する代物であり、東北では1台、全国でも100台、外国(中国、韓国の企業は1社で50、あるいは100台を購入するらしい?)この話しを聞いて日本の加工会社は?商品にオリジナル性をだし、その加工にこのようなマシンを活用してこそ勝ち残れる筈であると力説していた。全く、その通りであり、現存する加工専門企業は、真っ青と思うが?そのことすら解らない。情報収集がなされて居ない。この話しを聞いて販売大手がすぐさま彼を発見して手を上げて囲い込みに入る戦術に、企業の情報戦を垣間見た。しかも、スピードがあり、先行指標を次々にぶら下げる戦術に流石と思わずには居られない。この戦略、戦術に巻き込まれない個人、中小零細企業は皆無と思う。ましてこの市場が厳しい時代である。是非、加工業者は時代の変換を率直に認識して変革対策を早急に打つべきと痛感した。
Posted by ターさん at 16:48│Comments(0)
│開発サプリ