2017年11月09日
サガセ―ムスベNEWテクをOne-One
ゴール日、1日前
この日は、まさに一大エベントの前日であり、余裕での対応でないのです。
スイッチ・オンになる可能性は、kの時点でも全く予想がつきませんでした。
それでも、スイッチ・オンは、理由に関係なく明日が実行の日です。
それは、創立記念日と入社式のエベントであり、その日程を変えることなど全くあり得ないのです。
即ち、やるしかないのです。
結果は、問わない状態です。
でも、トップとすれば、何が何でも実施したいエベントでの1貫ライン断熱金属サイデングの生産状況の開示です。
特に、金融機関や証券会社、生命保険会社の関係者に、凄いライン、
いや日本初の連続せサンラインのだいご味を眼前で実行して関係者の度肝を抜きたいのが本音でした。
もし、エベントでの製造ラインのトラブルが有れば、それは、関係者への印象が最悪になり、
言葉と現実の違いを眼前で示すことになり、説明や説得は、今後、使えないのです。
是が、最大の心配事でした。
その意味でも、理由のいかんを問わず、スイッチ・オンの日には、断熱金属サイデングの一貫製造装置のデモンストレーションを眼前に見せつける必要が有ったのです。
曲がりなりにも、それを実行すれば、今後のこれら関係者への資金繰りや信用度のアップで信頼度が確実に
得れれるのです。その意味でも一代エベントなのです。
夜も更けて、メンバ-の中には、交代で仮眠をとる様子も見られ、愈愈の雰囲気が現場に漂っていました。
勿論、最悪を予測して、ゴールの日のお土産のサンプルと説明書は、すでに準備してあり、ラインが何とか
稼働してくれれば、大成功なのです。
そして、夜が明けてくると、もはや、覚悟の勝負です。
海、山?
時の運任せの感覚にあり、ワクワクドキドキのスイッチ・オンの時が差し迫っていました。
すでに幕は切っておろされたのです。
やるしかないのです。
創立念日等に招待された来賓は、続々と集まり、会場は不安と熱気に包まれた異様な環境でした。
この時の、入社式等の会場は、向原工場です。
寒さもあり、製造ラインの稼働には、好ましくない条件の日でした。
式場は赤白の幕が張り廻られ、いかにもエベント会場の雰囲気が盛り上がるのでした。
この時の、場景は、今も脳裏に鮮明に記憶しています。
やはり、IGの歴史の最大のエベントなのでした。