2010年08月19日
天然資源の用途開発の始動
この種案件は、誰でも簡単に着手しやすいが、その奥は深く、廣く、長い道のりになる。国も農工連携事業の推進など強力に推進しているが、人材と時間と経費と熱意の課題が山積している。費用が補助金としてもらえるから産学官も含めて推進する事業がささやかれている。しかし、近隣のある企業は先月倒産して整理に入った。この企業には5000万円もの県の政策資金が投資された事例である。この企業を訪問した際に、トップ始め、コスト削減のため必要なモノは自社で製作設備するやり方であり、素晴らしいと思った。しかし、この企業が数年で倒産したのは、親会社の倒産の連鎖だとの話しが聞こえて来るが、出資比率が微々たる額であったから、本当の理由は明らかにされて居ない。多分、市場との連携と開発の遅れと予測している。この種企業は資金と成果の競争であり、どちらも厳しい環境で間違いが許されない状況にある。いずれか一方が狂い出すと、企業の終焉に直結するのが常である。今回も有る案件が有る企業から要請され居るが、素材が天然資源を用いた用途開発の場合は、前えに述べた以上のリスクがある。現在素材の成分解析、分布、性質解明、他の素材との混合による効果のアップ、付加などの可能性の初歩的調査を要請しているが、なかなか容易でない。天然素材は均一性が少ないのでほぼ、同じ素材の範囲になる。底で、成分性質と性能の調整が不可欠に成るが、付加する素材は?多分、時間と費用との絡みもあり、今後の予定は不透明である。勿論、チャレンジして何らかの用途を提案したいと思う。
Posted by ターさん at 11:25│Comments(0)
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