2014年06月09日
現場に宝の山有り
先日、宮城県のある企業に出向きました。そこは前回2回ほど訪問している企業である。そして、今回が3回目の訪問ですが、訪問するたびに開発思想が進化しているのです。それは日々、現実の作業と向き合っているから改善点が見えるのです。これこそ発明は必要の母の最たるものだと実感した。しかも、関係者がこの分野に限らず、種々の職業の人が集まれば、その見方がまた異なり、思いもよらぬ応用編が生み出される現実にであったのである。これにはやはり数のなせる技かもと改めて認識させられた。それは、無駄は一切ないとの証である。今回の開発品はみすぼらしいサンプル品であるが現実に実用化しており、人工に換算すると1現場で30人以上の人工が削減できたとの話である。もしかすると、運用や配置や工程の見直しをすればもっと人工を削減できる要因が隠されていると思われた。これはソフトに関する部分であるが、現場のソフトは当事者が一番良く知っている筈です。しかし、これを具現化する場所や手段が見いだせずに葬り去られるケースがほとんどである。今回は元気のある創業者社長であるがゆえに現実化に踏み切る行動力があり、決断できた結果と思う。これらのことから施工現場には、まだまだ計り知れない開発思想が転がり、生かされているかも。ただ世に出てくるチャンスに恵まれていないのが残念だと思う。しかし、それを発掘する人も世の中には見当たらない。表に出てきて初めて日の目を見るのが常である。その意味では現場を見回るだけでも宝がころがっているかも?