2012年07月10日
中小零細企業に活路
先日、20人以下の企業を2社訪問する機会があり、その目的は下請であるが自社ブランドへのチャレンジ、あるいは大手への売り込みの差別化に役立つ技術を確保することでした。その内容からは、確かに素晴らしい発想が含まれている。1社はトップが直接開発、設計し、試作は社員に任せてある。最終のチェックは自分で確認する方式であった。モノは精密部品の塊であり、よく考えると感心して来たが、内容はシンプルな動作の組み合わせである。しかし、よくこのような発想ができると感心しながら開発の要点を確認してきた。しかし、現実に構造から機能読みとるには余りにも質問レベルが低かったと反省している。勿論、それなりの部署の人からの質問が来て再度打診に伺う予定である。また、もう一方の企業はトップは開発者でないが、開発が経営の要と信じている人であり、今回も種々の周知技術の組み合わせによる効果が大きい特徴と成っており、流石にこの道50年の企業の発想と思いました。しかし、特許制度のイロハも理解されていないのが現場の開発技術者であり、社員教育に?また同業社の晴海、幕張での展示会に視察に行ったことが無いとの話しに?営業マンが行くから、これは視点の相違の恐ろしさを理解していない過ちであり、視察に行かれたらと助言して帰ってきました。けれで、その後の対応処理にスピード感が無く、本質の恐ろしさに疑問を抱く2社でした。