2011年04月05日
生きている人間にもろに津波が襲いかかる
昨日、ある中小企業のトップに会っていたら、首記のような言葉を発していた。内容は、これから我々にもろに影響する事態がじわりじわりと襲ってくると。それは世界経済のシステムの中に日本の企業群が取り込まれており、世界経済が身動きできない環境が明確になると。これから少なくとも3年間位持ちこたえる体力のある企業ならいざ知らず、いずれ倒産の山になる。なにせ、復興にも材料が無く、手が付けられない。それに原子炉の課題で物資が不足し、就職難の人に加え国債の増発と税金のアップ、消費税の導入など無い袖は振れない環境である。しかもこれから幾ら必要か計算できない位の膨大な額になる。その上、贅沢の世代の人間は耐乏生活が直前に迫っているが感じない。勿論、経営者は危機的状況にある感じを直ぐに感じるセンスが必要であり、我が社は関係ないなどの感覚は、すでに淘汰の中に取り込まれた企業である。福島は放棄さざるを得ない地域かもとささやかれ、原発の収束には10年以上の歳月が必要かも数値に唖然とする。何一つ可能性の有る道が見あたらない。政府の対応、民間企業の東電など指揮命令系統の多数系列では、強力な決断で国に方針を徹底させる時期なのにリーダ不在の国に、外国は隙間を着いて入り込む可能性が大である。この国難際しては国民の意識改革しか対処手段が無いのだと。多分、ボデブローのように重く、ゆっくりと効いてくる恐ろしさを見極め、進路を決断すべきだと。天罰の今回の危機には、自然に逆らわない未来を人間の叡智と智慧で対処するしかないんである。