2010年03月16日
医療部品の不可解な商流に疑問
先日、ある個人発明家で事業家の人が、医療器具の部品を新規に開発した。勿論、世界に無いもんしか作らないと豪語している人であり、物真似は絶対しないそうである。その分、資金繰りに苦労が耐えないようである。しかし、今回自分の商品としてでなく、ある外国の大手の日本企業の代理店に納め、それをヨーロッパに送り、そこで政府認可の工場のマークと名称を着け、他国へ輸出する方式だそうである。この商流では、経費だけが嵩み、原価の数倍に成って各国へ輸出されることになる。ブランドの威力と言えるが、何かスッキリしない。多分、中国、韓国のメーカも同じようなルートを辿っている可能性があると想像する。何故、日本のメーカが日本で販売しないのか種々の課題があると思うが疑問がある。顧客は、選択肢が無いから否応なしに高価な商品を購入するしか手が無いのである。このような流れを垣間見るにつけ、無駄が計り知れない程存在し、仕分けの単純な思考が導入されるといいような感じがしてくる。