2009年04月10日
創造と破壊は成長の源泉(33)
ある開発者の悩みは、1人では良いアイデアが有っても日の目をみるとは限らない。と話していた。しかも表彰などの栄誉に有っても実益に直結しないと、之は当然の話しである。アイデアから製品まで、その後の商品までは、要するエネルギーが1000倍以上必要である。之に連動する関係者がいれば当然にエネルギーは軽減される。しかしながら、海か山か不特定な原石にリスクを負ってもチャレンジする勇気と度胸がある豪傑が見あたらない。それは、現実の市場で必要な商品のタイミングになっていない証かも。同じようなモノが雨後の竹の子のようにニョキニョキと一斉に現われるのが世の常である。底で、半歩でも先に有るけば、独占的に走る可能性が大である。やはり、創造の原点は、破壊に期する。既成概念がなくなれば新規な発想しか世に出ないはずである。このようなサイクルは之までの行われた実態でしょう。しかし、現在はその原点が順序が逆転しているケースもある。ニーズが先行しているのに創造が追いつかないなど、例えばソーラエネルギー、バイオエネルギー新薬,新農産物などあげれば切りが無い。危機的環境下で起こる短縮、或いは中間をカットした手段である。よってこれから上市する商品が何処に位置するかの見極めて開発スピード、優先順位を決定すべきでしょう。